パーソナルトレーニングでの怪我・事故の責任は?賠償責任・保険適用について解説

パーソナルトレーニングでの怪我・事故の責任

パーソナルトレーニングはマンツーマンで指導を受けることができ、効率的にトレーニング効果を実感することが可能です。しかし、トレーナーの指導方法によっては、怪我や事故につながるケースも報告されています。

今回は、パーソナルトレーニングにおける怪我や事故の背景、賠償責任や保険の適用について詳しく解説します。

パーソナルトレーニングで怪我・事故などのトラブルが相次ぐ理由

パーソナルトレーニングにおける怪我や事故は、さまざまな要因が絡み合って発生します。ここでは、主な理由を次の4つに分けて解説します。

  1. トレーナーの質が悪いから
  2. 多店舗展開が優先で社内制度が整っていないから
  3. パーソナルジムの選び方を誤っているから
  4. 身体が硬いから

トレーナーの質が悪いから

多くの場合、トレーナーの質が怪我や事故に大きく関わっています。

パーソナルトレーニング業界は参入障壁が低いため、未経験者や資格を持たない人でもトレーナーになれることがあります。そのため、適切な知識や技術を持たないトレーナーによる不適切な指導が怪我につながることがあります。

多店舗展開が優先で社内制度が整っていないから

多店舗展開を急ぐジムでは、社内研修の質を犠牲にしがちです。これにより、トレーナー間での指導方法にばらつきが生じ、結果としてクライアントに怪我を負わせてしまう可能性があります。

パーソナルジムの選び方を誤っているから

利用者側の問題としては、ジムやトレーナーの選択ミスが挙げられます。特定の基準や情報をもとにジムを選ばず、価格のみで選択してしまうと、質の低いトレーニングを受けることになります。結果として、怪我のリスクが高まってしまいます。

身体が硬いから

こちらも利用者側の問題ですが、身体が極端に硬いと思うようにトレーニング指導を受けることができません。

しかし、せっかくお金を払って通うパーソナルトレーニングでは、たくさんの指導を受けたいと考え、自分自身が無理に動いてしまい、結果的に怪我をするというパターンがあります。

これからフィットネスを始める中でパーソナルトレーニングを検討している方は、ただ鍛えるだけでなく、身体の柔軟性なども意識して取り組むようにすると良いでしょう。

パーソナルトレーニングでの怪我・事故が起きた場合

実際にパーソナルジムで怪我や事故が起きた場合は、まずは賠償責任がジム側にあるのか、自分にあるのかを確認する必要があります。また、適用される保険があるのかどうかも確認した方が良いでしょう。ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

賠償責任を確認する

怪我が発生した場合、基本的にはパーソナルジム側に賠償責任が問われることがほとんどです。

パーソナルトレーニングは、やり方によって怪我はもちろん、生命の危険に晒すこともできてしまうサービスです。そのため、ジム側は受講者の生命と安全を配慮しなければなりません。怪我などが発生した場合は、ジム側の責任となることが多いようです。

しかし、ジム側によっては契約書内に「怪我や事故が起きた場合は自己責任とする」などといった規約が書かれていることがあります。そのような契約書で実際に怪我した場合、よっぽどトレーナー側の過失がない限り、自己責任となってしまう可能性があります。

また、良質なパーソナルジムであれば真摯に対応してくれますが、そういったトラブルにならないように後述するジムの選び方を適切に行うことがとても重要です。

適用される保険を確認する

パーソナルジムやフィットネスジムなど、自分自身が健康のために身体を動かす場合に起きた怪我については、各保険会社によってスポーツ保険などが用意されており、実際に適用することができます。

実際にパーソナルトレーニングでの怪我でもいえますが、身体が硬いことや運動不足が原因で怪我が起こることもあります。そのような場合、ジムで怪我をせずジムでトレーニングした疲労が原因で、日常動作で怪我をすることなども考えられるでしょう。

そのため、これからパーソナルジムやフィットネスジムでトレーニングを試みる方は、自責で賠償請求をジムにできない場合のことも考え、少額のものでもスポーツ保険に加入することをおすすめします。

怪我・事故を防ぐパーソナルトレーニングジムの選び方

結局のところ、パーソナルトレーニング中の怪我の大半はトレーナーの指導が間違っていることで起きることが多いといえます。つまり、良質なパーソナルジムを選ぶことで、怪我や事故を予防することが可能です。ジム選びの際は、次の項目をチェックしましょう。

  1. トレーナーの指導レベル・経験値
  2. 口コミ
  3. ただ筋トレをするだけになっていないか
  4. 体験レッスンの受講

トレーナーの指導レベル・経験値

トレーナーを選ぶ際に一番重視すべき点は、ジムが「社内教育」をしっかり行っているか、そして「知識のアップデート」を定期的に実施しているかといった点です。

残念ながら、研修を行わずトレーナーのスキル向上に責任を持たないパーソナルジムも多くあります。これは主に、経費削減などの理由によるものです。

パーソナルトレーニング業界は参入障壁が低く、近年多数のパーソナルトレーナーが活動しています。資格が必須でないため、このように専門知識が不足しているトレーナーが多くいることが問題となりつつあります。そういったジムを避けるには、ジムのウェブサイトなどでトレーナーの質を保証するための取り組みを確認することが重要です。

また、所属しているトレーナーがどのくらいの経験を持っているか、年数なども確認する必要があります。実際トレーナーの指導で怪我をする場合、知識があっても経験がないために、追い込まれすぎてしまうといったことが起こりやすいのです。

口コミ

これからパーソナルジムを検討している方は、必ずGoogleマップやSNS上の口コミを調査するようにしましょう。基本的には、ジム側の対策で良い口コミが並ぶことがありますが、実際に怪我をしたり、満足していなかったりするユーザーは自ら口コミを書き込んでいます。

複数のパーソナルジムを見てみると「怪我をしてしまった」「返金対応が遅れていた」など、ジム側の対応粗相がコメントされているため、まずは現状どういったジムであるかを把握することが重要です。

ただ筋トレをするだけになっていないか

ストレッチなどの体のコンディショニングも気にかけた指導ができているかもチェックするのが良いでしょう。

実際に、パーソナルトレーニングを希望する方は、「ダイエットがしたい」「筋肉をつけたい」などといった悩みがある方が多いと思います。しかし、その際筋トレだけを行うと、トレーナーの指導の質が良くても怪我をしやすかったり、そもそも筋肉への刺激が弱かったりと、結果的に効果を得ることが難しくなってしまいます。

体験レッスンの受講

実際に体験レッスンを利用することで、ジムの雰囲気やトレーナーのレベルや相性を確認できます。いきなり入会するのではなく、まずは体験を受けるようにし、その際無料体験があるジムなどを選ぶのが無難でしょう。

安心・安全のパーソナルトレーニングは「T-Fitness」がおすすめ

東京メトロ銀座線・外苑前駅から徒歩10秒の場所にある当パーソナルジム「T-Fitness」は、芸能人の方も通うなど、トレーニング指導の質が高いパーソナルジムです。おすすめのポイントは次の3点です。

  • トレーナーの質
  • 大手医療相談サービスと提携
  • 口コミ・評判

トレーナーの質

T-Fitnessは、芸能人御用達のカリスマトレーナー「ビースト村山」が監修しているパーソナルジムです。主に、トレーナー指導の面での監修をしており、正しい情報の共有や効果を出すための指導方法について全トレーナーが同様のクオリティで行えるように、研修を行っています。

また、ストレッチ指導も導入しており、理学療法士さんによる研修などをもとに、ストレッチの技術も備わったトレーナー陣が指導しています。

大手医療相談サービスと提携

T-Fitnessは、国内医師の9割以上を網羅する国内最大級のメディカルサービス提供会社「エムスリー株式会社」の「ベストドクター紹介サービス」と「AI健康寿命測定サービス」を導入しています。

このサービスは、現在国内にあるフィットネスジムでは、T-Fitnessのみとなっており、「健康のためのサービス」を提供するジムとなっています。そのため、パーソナルトレーニングでは、より「安全」を意識した指導が売りとなっています。

口コミ・評判

当ジムT-Fitnessには、たくさんの口コミが寄せられていますが、2024年2月現在「怪我をした」「指導がよくなかった」などといったコメントは寄せられていません。このように、現会員並びに、元会員の皆様には、当ジムのサービスに満足していただくことができています。

無料体験あり

当ジムT-Fitnessでは、これらの内容をまずは皆様に体験いただきたく、無料体験を実施しております。これからトレーニングで身体を変えたいと考えている方は、ぜひ一度無料体験をお試しください。

無料体験の予約はこちら

まとめ

パーソナルトレーニングにおいてなぜ怪我が起きるのか、また防ぐ方法を解説してきました。

パーソナルトレーニングにおける怪我や事故は、下記のような多くの要因によって発生します。

  • トレーナーの質
  • 多店舗展開による社内制度の不備
  • パーソナルジムの選び方の誤り
  • 身体が硬いから

そういった怪我を防ぐには、正しくパーソナルトレーニングジムを選ぶ必要があります。怪我や事故を防ぐためには、正しいジムを選ぶことが重要であり、適当に選んでしまうと、後でトラブルになったりする可能性があります。

最適なパーソナルトレーニングを受けるために、しっかりと情報を収集し、自分に合ったトレーニング環境を選びましょう。

About Author

笹森大生

T-Fitness責任者兼トップパーソナルトレーナー / NSCA認定パーソナルトレーナー / AnimalFlow Lv.1 Instructor

Related posts

パーソナルトレーニングのメリット

パーソナルトレーニングのメリット7選!デメリットもわかりやすく解説

パーソナルトレーニングを受けたことがない方は、「パーソナルトレーニングは実際どんなことをする?」「メリットやデメリットは?」などの疑問があると思います。今回は、パーソナルトレーニングのメリットやデメリットを解説し、どのよ

続きを読む
パーソナルトレーニングとは

【2024】パーソナルトレーニングとは?メリット・デメリットを現役トレーナーが解説

近年、「ダイエットしたい」「筋肉をつけたい」などの理由でフィットネスジムに通う方が増えています。その中でも、マンツーマンで個々に合わせた指導を行うパーソナルトレーニングも人気が出てきています。 本記事では、パーソナルトレ

続きを読む
パーソナルトレーニングジムの選び方

【2024】パーソナルトレーニングジムの選び方は?現役トレーナーがわかりやすく解説

パーソナルトレーニングジムを選ぶ際は、「本当に良いジムかわからない」「パーソナルジム選びに失敗したくない」などの悩みが出てくることでしょう。 実は、場合によってはパーソナルジムではなく、通い放題のフィットネスジムを選んだ

続きを読む