最近ではストレッチ専門のジムができたり、パーソナルジムでもストレッチ指導を行ったりと、筋トレ以外にもストレッチは身体の改善に効果的ということが広く知れ渡っています。ストレッチにはいくつかの種類があり、それぞれ効果やメリットは異なります。
今回は、パーソナルストレッチについて解説し、その効果についても紹介します。
パーソナルストレッチとは
ストレッチは大きく分けて、自分自身で行う「セルフストレッチ」とトレーナーが個人に対してストレッチを施術する「パーソナルストレッチ」があります。
パーソナルストレッチは、プロのストレッチトレーナーがマンツーマンで行うため、自分では伸ばしきれない箇所を効果的に伸ばし、ほぐします。これにより、柔軟性の向上、疲労回復、血行促進、リラックス効果が期待できます。自分自身で行うよりも、関節の可動域を広げ安く、日常生活やスポーツのパフォーマンス向上、ケガの予防が可能です。
また、パートナーストレッチを受けると、自分自身でのストレッチのやり方も覚えることができます。そのため、自宅での効率的なセルフストレッチができるようになります。
セルフストレッチとの違い
セルフストレッチは自体重を使って行うため、負荷が十分にかからない箇所や、自分では伸ばしにくい部位があります。しかし、パーソナルストレッチではプロのトレーナーが骨盤のゆがみや肩甲骨の位置の左右差など、自分では気づきにくい部分を客観的に評価しながら、適切なストレッチを提供することができます。
また、パーソナルストレッチは完全脱力で行えることがポイントで、リラックスした状態でストレッチができます。そのため、より柔軟性を高めることができるでしょう。
硬い人だと、セルフストレッチをやろうと思ってもそもそも伸ばせないことがありますが、パーソナルストレッチはベッドに寝ているだけで楽な姿勢で行うため、無理なくストレッチを受けられます。
パーソナルストレッチで得られる効果
パーソナルストレッチを取り入れることで得られる効果は次のとおりです。
- 柔軟性向上
- ケガの予防
- 筋トレ効果増大
- ダイエット効果
これらは、セルフストレッチでも同様の効果が得られますが、パーソナルストレッチの方がより効果を得られやすいといえます。ここでは、それぞれの項目について詳しく解説します。
柔軟性向上
そもそもストレッチは筋肉を伸ばすことをいいます。パーソナルストレッチでは、トレーナーが個々の身体の状態を評価し、最適なストレッチを提供するため、自分では気づかない歪みや硬い部分も的確にアプローチできます。
また、完全脱力状態で行うため、筋肉がリラックスしやすく、より深く伸ばすことが可能です。
ケガの予防
パーソナルストレッチでは、トレーナーが専門知識を活かして個々の身体の状態に応じた適切なストレッチを行います。その際、トレーナーは関節の可動域や筋肉の柔軟性を評価し、バランスの悪い部位や硬くなっている部位を見つけ出してアプローチします。
これにより、セルフストレッチに比べてより自分の弱点の筋肉や関節が正常な範囲で動くようになり、運動中の過度なストレスや負荷を軽減できます。また、筋肉のバランスを整えることで、特定の部位に過度な負担がかかるのを防ぎ、怪我のリスクを減少させます。
筋トレ効果増大
筋肉は筋線維の束で構成されており、その筋線維は筋膜という薄い膜に包まれています。ストレッチを行うと、この筋膜が伸ばされ、筋線維が太くなるスペースが生まれます。これにより、筋線維がより大きく成長しやすくなることがわかっています。
また、筋トレ後にストレッチを行うことで、筋肉の血流が改善され、栄養や酸素が筋線維に効率よく供給されるため、筋肉の修復と成長が促進されます。さらに、ストレッチは遅延性筋肉痛(DOMS)の軽減にも寄与し、筋線維の修復を早めるため、筋肥大しやすいともいわれています。
これらの筋肉の疲労低減については、セルフストレッチでも同様の効果が得られますが、パーソナルストレッチの場合、脱力したポジションで行うことができます。そのため、より疲労の回復が行えるでしょう。
ダイエット効果
ストレッチにより、身体の可動域が向上するため、日常動作や筋トレ時の筋肉や関節の稼働率が向上します。つまり、いつもと同じ動きを行っていても、より大きいカロリーを消費することになるため、ダイエットにおいてもかなりの効果があるといえるでしょう。
パーソナルストレッチの取り入れ方
パーソナルストレッチは自分自身で行うものではありませんが、実際どのように取り入れていくと良いのでしょうか?ここでは、パーソナルストレッチの取り入れ方について解説していきます。
トレーナーとの実施
まずはパーソナルストレッチを受けるために、パーソナルストレッチを導入しているジムや、ストレッチ専門店へ行くようにしましょう。本記事で紹介したようなパーソナルストレッチの効果を十分に理解した上で、このような効果が欲しいという旨をトレーナーへ伝えることで、よりフォーカスして実践してくれるはずです。
また、トレーナーを選ぶ際は、パーソナルストレッチの施術が自分に合うかどうかを確かめるために、必ず体験などに訪れてから決めるようにしましょう。場合によってはあまりうまくなかったり、技術の程度によってはセルフストレッチの方が効果的だったりする場合もあります。
自宅でのセルフストレッチとの併用
パーソナルストレッチは通う場合費用が高いことがほとんどなので、受講するのは多くても週に1回や2回程度でしょう。しかし、ストレッチの効果を受けるためには頻度よく実践する必要があります。
自宅などで、パーソナルストレッチで教わったストレッチ方法をセルフストレッチとして実践することが、より効果を得るための方法といえます。
パーソナルストレッチを取り入れる際の注意点
パーソナルストレッチを受ける際は、注意すべき点があります。ここでは、主な注意点について解説します。
- 自分の既往歴などを伝える
- 無理な強さで行わない
自分の既往歴などを伝える
パーソナルストレッチを実施してくれるトレーナーには、怪我したことがある部位や、現在気になる部位などがある場合は必ず共有するようにしましょう。一般的には正常な可動域でも、そのような既往歴がある場合は危険な場合もあるためです。
必ずトレーナーとのコミュニケーションをとりながら進めるように心がけましょう。
無理な強さで行わない
強いストレッチがかかると、筋肉は反射して固まる性質があります。そのため、ストレッチを受けていて気持ち良い場合でも、あまりに強い強度で行うと逆に硬くなってしまう場合があります。
トレーナーに強度を聞かれて、「ちょっと強いな」と感じたら、必ず共有するようにしましょう。
パーソナルストレッチと筋トレの組み合わせがおすすめ
パーソナルストレッチは筋肉を伸ばすために行うものですが、「柔軟性をつけたい」「身体が動けるようにしたい」と考えている人がほとんどでしょう。実際、ストレッチをいきなり行うよりも、筋肉を適切な強度で鍛えたり動かしたりすることで、血流の増加や筋肉の弾性力が上がり、通常時よりもほぐれやすくなっています。そのタイミングでストレッチを活用することで、よりしなやかな筋肉になりやすいといえます。
ガチガチの筋肉の人がいきなりストレッチだけやろうとしても、状態の悪いゴムのように、そもそも伸びなかったり、いきなり伸ばすことで「プチン」とゴムが切れるかのように肉離れのような状態になってしまったりすることもあります。
パーソナルストレッチを導入して動ける身体にしていきたい方は、筋トレなどの運動と併せて実施することで、よりしなやかな身体作りができるといえるでしょう。
パーソナルストレッチを受けるならT-Fitness!
当ジム「T-Fitness」では、パーソナルジムとして筋トレやその他の運動指導に加えて、パーソナルストレッチも実施しています。
当ジムのパーソナルストレッチはトレーニングの前後に取り入れており、個々の目的に合わせて30分〜50分、またはトレーニングを中心に行いたい方には10分だけなど、柔軟に対応しています。
上半身から下半身、肩や首周りのパーソナルストレッチも行っており、健康目的の方だけでなく、「肩こりが気になる」「姿勢を改善したい」といった方も、当ジムで筋トレとパーソナルストレッチを組み合わせて身体の改善に取り組んでいます。
当ジムのパーソナルストレッチは、外部のストレッチ研修に加え、理学療法士を招いて特殊な悩みを持つお客様へのストレッチ方法を学びながら、質の高い指導を提供しています。パーソナルストレッチを受けてみたい方は、当ジム「T-Fitness」の無料体験にぜひお越しください。